XULRunner
ウェブサービスを専用アプリで利用したいと思ってXULを調べてみた。
XULはMozillaが開発しているFirefoxなどのアプリをいろいろなコンポーネントから組み立てるためのUIフレームワークだ。XULアプリケーションはFirefoxもしくはXULRunnerというスクリプトエンジン上で実行される。これによってMozillaのモジュールで構成した独自アプリケーションを手軽に作ることができる。
参照
- XULRunner
プロジェクトページ - Deploying XULRunner
アプリを配布する方法 - XULversity (Beta)
リンク集 - Firefox拡張機能(extension)の作り方
XULの利用方法を具体的にわかりやすく解説している。
アプリケーションパッケージ化
XULRunnerを同梱することで、あらかじめXULRunnerまたはFirefoxがインストールされていない環境でも実行することができる。
Deploying XULRunner に従ってファイルを構成すると単独で実行可能なパッケージを作ることができる。
注意: XULRunner 9.0.1 – 11.0Mac版はリンクエラーがあり、実行ファイルを作ることができない。バグフィックスされるまではver.8.0.1を使うこと。
実行方法
アプリケーションパッケージがちゃんとできれば、それを実行するだけでよい。
XULRunnerのコマンドラインによる実行は以下のようにする。
xulrunner /paht/to/application.ini
サンプル
URLとコンテンツ表示エリアだけのウインドウをつくる。(参考: XULRunner版最小ブラウザ | MEMO:はてな支店)
<?xml version="1.0"?> <?xml-stylesheet href="chrome://global/skin/" type="text/css"?> <window title="browser" width="800" height="600" xmlns="http://www.mozilla.org/keymaster/gatekeeper/there.is.only.xul"> <textbox onchange="this.nextSibling.loadURI(this.value)"/> <browser type="content" flex="1"/> </window>
設定は XUL Reference >> browser を参照せよ。
Firefoxのadd-onもインストールできるらしい。Geckoエンジンがそのまま動いているので、HTML5も使えるはず。
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